2016年1月9日土曜日

Rediscovery 2011 ”パリの花屋"

ブログ”Rediscovery” 2007 ”虹色のパリの空”からの
つづき・・・。


”パリの花屋”(2011)よりトリミング
パリにはロンドンやニューヨークにない自由な空気感?
のようなものが流れています。ホテルのおじさんも分かっているはず?
なのに英語で話しかけている限りまったく相手にしてくれません。
片言のフランス語にはとても親切で優しいのに・・・。
フランスの普通の人の自由を選ぶ強い精神のようなものを感じます。



パリのイタリア人。

あの有名ブランドの皮のコートを2着も貰って

幸せな気分一杯でした。

9月のパリは予想以上に寒く

新調したセーターだけでは我慢できず

もらったばかりのコートを着てパリの公園を

スタスタ歩きました。

そんな僕に突然雨が降ってきました。

でも大丈夫、安心してください。

コートがあります。

雨に降られてもウキウキ気分は変わらず

パリで打たれる雨を心地よく感じたりして・・・。


それでも激しくなってきた雨をやり過ごすために木陰でちょと雨宿り。

コートに着いた雨を何気に払うと・・・。

『???』なことがまた起こりました!


なんだこれ!?!?

何故かコートの皮が溶けてます!!!



ほかの部分も指先でこすると

ヌルヌル溶けました。


紙っ!?!?


そのコートの生地は紙?!

唖然・愕然。


雨を吸って鉛のように重くなった紙のコートは

そのまま公園のごみ箱へ・・・。

心も体もずぶ濡れで宿へと帰かえった・・・

そんなパリの思い出です。


それでも・・・、

その日は意外に落ち込むことはなく

出来事の一つ一つをたどってゆくと

どの場面を切り取っても

疑いながら疑いきれない、あの憎めないパリのイタリア人に

流石!と敬意に似た気持ちさえ感じていました。

それが、パリの不思議な空気感なのかもしれません。



さて・・・この話の後日談。

帰国したあとこの話をアパレル関係の友人にすると

『紙のコートってあるよ。』って・・・

マジか?!ホントか?!

再びの唖然・愕然。


あれは、語りではないのか?嘘のない出来事だったのか?

いまだに謎のままです。

もう一度、あのパリのイタリア人に会ってみるしかないですね。


そんなことがあってもパリが嫌いになることはありませんでした。

逆にパリだからこその出来事だったような気もします。


そんな自由な空気を求めて芸術が・・・人が・・・

集まるのかもしれません。

そんなパリの空気がいつまでも続くことを、

そのままであることを願わずにはいられません。