2013年1月17日木曜日

Invitation to the forest 森への誘い


”Invitation to the forest”『森への誘い』よりトリミング
2012年・個展作品
冬、裏の森の木々の葉が落ちて
20mくらい先の牧草地が直ぐそこに見えます。
森は長さは何キロもありますが
幅は20mくらいなので
冬に森の中で道に迷うことはまずありません。

でも、夏は違います。

森の中では実際の距離が
わからなくなることがあります。

ある夏の日、ある花の株を探して
笹を掻き分けながら森の中を進んでいたのですが
あまりに夢中になりすぎて
自分が何処にいるのか分からなくなりました。
森の中で自分の居場所が分からなくなるのは
生まれて初めてだったので
立ち上がって、ぐるっと回りを見渡しても
どっちに自分の家があるのか分からない。
一瞬、恐怖を感じたのを忘れません。
それが、家からわずか10mくらいのところでした。

そんな恐ろしい森も、
笹を刈って見渡しの良い空間を作ると一変します。
木に囲まれていることで落ち着いた気持ちの良いものに変わります。
笹で覆われている時の不安はどこかえ消えて無くなります。

不安と安心の境目はこんな感じなのかも知れないですね。